広域化する北九州メンテナンス技術研究会(KME)
KITA NEWS No.44より
ストックメンテナンス時代と言われる今日、設備の安全性・経済性の評価に基づいた診断技術は、国内のみならずアジア地域をはじめ世界的二―ズとなってき ました。
ものづくりの街・北九州は、鉄鋼業、ロボット産業、化学、衛生陶器等々が集合した「多業種の工業都市」として発展してきました。その発展を支えてきた大きな要 因は、単なる工業都市として発展したのではなく、製造技術の開発のみならず、効率的・効果的な設備管理技術を追求し、世界に先駆けた「設備診断技術」の開発が 有ります。
1982年、(公財)北九州国際技術協力協会に設立された本研究会は、設備診断技術の更なる進化と、メンテナンス技術者の育成を狙いとして発足し、地元企業
の発展に貢献してきました。そうした中、設備診断技術をはじめ、制御技術(インバータ制御)、トライボロジー、油圧技術等の各種 セミナーは、地元北九州のみならず、熊本・山口・兵庫・東京にまで、参加者の地域拡大がみられ、今後更なる拡がりに繋がるものと期待しております。
以下に、遠隔地からご参加いただいた皆様の声をご紹介し、本研究会の近況紹介といたします。
メタウオーター株式会社 R&Dセンター (K・N)様
本会(KME)では、我国におけるメンテナンス技術の発展と展開について、精力的な取組みを行っている事業体であり、数少ない貴重な情報源である。 予知保全研究部会での他社との交流、各種技術セミナーでの世界に通じる講師の体験談など、高度な知識を学ぶことができました。KMEには、今後ともメンテナ
ンス技術研究のリーデイングシンクタンクとして、横断的且つ多様な情報発信を期待しています。
カネカ株式会社 高砂工業所 (A・S)様
技術セミナーに初めて参加し、世界最高峰の講師の講義を直にお聞きし、難易度の高い理論と実践講義に、モチベーションが上がりましたとの声。 本研究会では、地元企業のみならず他地域にも広く門を開き、他に類の無い存在感ある運営を目指してまいります。
連絡先
公益財団法人 北九州国際技術協力協会(KITA) 内
北九州メンテナンス技術研究会 事務局 青井 澤海
Tel.093-662-7174 Fax.093-662-7177